ご無沙汰しておりました、
『プロジェクト クロスゾーン2:ブレイブニューワールド』、
開発プロデューサーの石谷です。
先日、当番がまわってきたにも関わらず、海外版の作業でてんてこ舞いしており、
やむなく森住に代わってもらったため、登板がずれこんでしまいすいませんでした。
さて、今回私の方からは、
昨日から始まりました「あらかじめダウンロード」についての情報と、
そのてんてこ舞いさせられていた「海外版」についての情報を、
お伝えできればと思います。
■「あらかじめダウンロード」について
すでに、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、昨日より、
ニンテンドー3DSからアクセスできる「ニンテンドーeショップ」で、
プロジェクト クロスゾーン2(ダウンロード版)の「あらかじめダウンロード」
が開始されています。
発売日よりも前に「ニンテンドーeショップ」でソフトを購入した場合、
事前にソフトの大部分をダウンロードしておくことができる仕組みです。
(発売日になれば、インターネットに接続した状態でソフトを起動するだけで、
ダウンロード時間を待つことなく、すぐに遊ぶことができます)
※詳しくは任天堂さんのHPでの
「あらかじめダウンロード」詳細説明をご覧ください。
http://www.nintendo.co.jp/3ds/software/dlsoft/arakajime/
「プロジェクト クロスゾーン2」の“ダウンロード版”を購入したいと
お考えの方は、ぜひ、この「あらかじめダウンロード」を
ご活用いただければと思います。
■「海外版」について
さて、冒頭で話に上がっておりました「海外版」について、
日本ではあまり触れる機会がありませんでしたので、
この場をお借りして少し触れてみたいと思います。
前作(プロジェクト クロスゾーン)時は、日本版の開発終了後に
・北米向け(英語)
・欧州向け(英語)
・韓国向け(英語)
・台湾&香港向け(英語)
という4地区に向けて海外版を作成しました。
ただし、前作では4地区とも上記の通り対応言語は「英語のみ」の対応でした。
今作(プロジェクト クロスゾーン2)では、開発立ち上げ当初から、
前作よりも海外版での対応言語を増やすという話がありまして、結果として・・・
・北米向け(英語/フランス語/スペイン語)
・欧州向け(英語/フランス語/スペイン語/イタリア語/ドイツ語)
・韓国向け(韓国語)
・台湾&香港向け(日本語)
となりました。
4地区でのリリース自体は変わりませんが、
対応言語数が日本語含めて大幅に増加した“7言語”対応に……
前作が“2言語”対応だったので、前作比でいうと350%の拡大となっています。
(27日にあったニコ生の“876TV”中でも森住が少し触れていましたが)
その上で、シナリオなどのテキスト量も前作から2倍以上にボリュームアップ
していますので、単純計算ですが海外版含めて全体で
350% X 2倍以上 = 700%以上
となり、はちゃめちゃが押し寄せる中、物量と戦い続ける日々を……
……と、物量の話は尽きないのですが、
絵素材や画面写真が何もないとブログの見た目が寂しいので(笑)、
物量話はこれくらいといたしまして、
では、日本版と海外版ではどういうところが違うのか? というところも
少し触れたいと思います。
①海外版なのであたり前ですが、表示される「言語」が変わります。
小牟のイベントでの台詞も、ワールドワイドだとこんな感じになります。
(海外版では翻訳によって文字量が増えるので、ウィンドウサイズを大型化しています)
②新規で「字幕ウィンドウ」が追加されています。
PXZ2の海外版では、キャラクターボイスは「日本語」のままという仕様になっていますので、
日本版でテキスト表示が出ていない箇所の一部……、
具体的には
「戦闘前後の掛け合い台詞演出」
「戦闘中のカットイン演出」、
「ショップ」
などに、日本版には無い「字幕ウィンドウ」を表示されるようにしています。
(「字幕ウィンドウ」はシステム設定でON/OFFができます)
↓それぞれ、このような形で「字幕ウィンドウ」が表示されます。
それ以外の部分に関しては、
前作の海外版では一部グラフィックや使われている曲の内容が違っていたりしていましたが、
本作の海外版では・・・
グラフィック・使用されている曲・ボイスなど、ほぼ日本版と同じ内容
でリリースされる予定でして、
「世界は一つの舞台」として、日本の皆様同様、
海外の方々にも楽しんで頂けるよう、こちらも鋭意制作中です。
というわけで、日本ではあまり触れる機会が少ない「海外版」の話について
でしたが、いかがでしたでしょうか?
日本では、発売日まであと2週間ほどとなりましたので、ブログの方でも
引き続きいろいろな情報をお伝えしていければと、それぞれ準備中です。
次の(誰かの)更新も楽しみにしてください!
では、またの機会に。
(開発プロデューサー 石谷)